【ママとね♡アヒル文庫 スペシャル】『今日』

“今日、わたしはお皿を洗わなかった”
から始まるこの詩は、赤ちゃんが生まれ、初めての育児に奮闘していた頃の私を思い出します。
かわいい我が子を抱っこして、おっぱいをあげ、おむつをかえて、また抱っこ。
この繰り返しが永遠に続くのかと、少し疲れ始めたころ、この【今日】の詩に出合いました。

ニュージーランドの子育て支援施設に貼ってあったこの詩。誰が書いたかはわからない。この詩が心にスッと入ってきたのは「赤ちゃんは愛おしいけど、慣れない毎日は大変。こう思っているのは、私だけじゃないんだ」という安心感なのかもしれません。
著者・出版社さんより一人でも多くの悩んでるママの心に届くよう
全文転載の許可が出ています。
全文載せますが、ぜひ手に取って
詩と絵のやわらかな世界を感じてほしい一冊です。
(アヒル文庫担当:工藤)

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【今日】
発売日:2013年2月
訳:伊藤比呂美
画:下田 昌克
出版社:福音館書店

『今日』 (伊藤比呂美 訳)

今日、わたしはお皿を洗わなかった
ベッドはぐちゃぐちゃ
浸けといたおむつは
だんだんくさくなってきた
きのうこぼした食べかすが
床の上からわたしを見ている
窓ガラスはよごれすぎてアートみたい
雨が降るまでこのままだとおもう

人に見られたら
なんていわれるか
ひどいねえとか、だらしないとか
今日一日、何をしてたの? とか

わたしは、この子が眠るまで、おっぱいをやっていた
わたしは、この子が泣きやむまで、ずっとだっこしていた
わたしは、この子とかくれんぼした。
わたしは、この子のためにおもちゃを鳴らした、それはきゅうっと鳴った
わたしは、ぶらんこをゆすり、歌をうたった
わたしは、この子に、していいこととわるいことを、教えた

ほんとにいったい一日何をしていたのかな
たいしたことはしなかったね、たぶん、それはほんと
でもこう考えれば、いいんじゃない?

今日一日、わたしは
澄んだ目をした、髪のふわふわな、この子のために
すごく大切なことをしていたんだって

そしてもし、そっちのほうがほんとなら、
わたしはちゃーんとやったわけだ

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アヒル文庫担当 くどえり
発売日 2013年2月
伊藤比呂美
下田 昌克
出版社 福音館書店