11月8日に三島市民文化センターで行われた
『ホントはずっと仲良くいたいから♥プロジェクト第一弾』
会場には14組の、見るからに仲良さそうなご夫婦が集まりました。
(いや、この、見るからに・・・というトコロがミソ。
このあとのワークショップで、まさかあんなことが・・・!)
★★★
さて今回講師にお招きした渡辺大地さん。
所沢市を中心に、産前産後の家事代行サポート「ママのわ」代表で
各地で父親学級講師も務められる、言ってみれば、外見パパだけど
中身ママなんじゃないか(!)というくらいにママの本音がなぜそこまで
わかっちゃうのと驚かずにいられないママパパ両方の味方的な方。
(著書「産後が始まった!夫による、産後のリアル妻レポート 」を読んで
親近感しかわかなかった私。初対面なのについ旧知の友のように接してしまい
ごめんなさい)
★★★
さて、講座はまず、パパとママが左右に分かれて座るところから始まります。
見るからに仲の良さそうなママとパパそれぞれのホンネの声の入り口。(ニヤリ)
そしてさらに、3人ずつのグループになります。
アイスブレイクで緊張がほぐれたところで、
大地さん、絵本を取り出しました。「パパと10人のこども」という本。
『パパは毎日10人のこどもの世話で目が回りそう。
ある日、祖母に世話をたのんでひとりで船に乗って旅に出ることにしました。でも…、
パパは楽しくありません。そうしてやっぱり10人のこどもたちの元に。』というお話。
【このお話を聞いて、「このパパなんかおかしいな、こうしたらいいのに」と
思ったことを3人で話し合って発表してください。】を皮切りに、徐々に本音トークに突入。
みなさん、すっかり大地ワールドに引き込まれています^^
★★★
【産後(出産後)のあるあるクイズ・ベスト3はなんでしょう】
パパたちの回答に
ママたち、『そうそう、それよ!』もあれば、『そうでもないけどぉ~?』も。
この辺から、パパ・ママの感覚のずれが明らかに・・・笑
さてテーマは次第に他人事から自分事に・・・。
【ご自分たちに関する、質問を3つ。夫、妻それぞれが答えを考えて・・・】
答えが書き終わった人から、妻のところへいって答え合わせ!!!!!
まるで、先生に丸つけしてもらっているかのような、この画。
妻がどんなことを考えているかを必死に考えたパパたちと、
夫がどう感じているかを見守るママたちの余裕が
なんだかおもしろかったです。
いや、おもしろかったというか、パパ達の必死さがなんだかステキでした♥
夫婦は、何年たってもやはり「会話」なんだなと。
お互いの“きっとこう思ってくれてるだろう”だけでなく、それを確認しあうことが
夫婦を作っていくんですね。
★★★
そして、最後のお題は少し現実的。
【妻の働くことに対する考え方のディスカッション】
(妻の働きたい気持ちが大前提です。)
もうこの頃には、すっかり打ち解けているグループ。
お題に対してザワザワっ!!となったパパたちグループと、
「(ママたちの考えは)当然、こうよね^^」 と、目配せするママたちグループ。
さすが、このような会に参加される夫婦だけあって、
妻に肯定的な意見が大多数でしたが、
後日談として、大地先生いわく、「妻にまかせます」だとまだ甘いんだそう。
一見、妻の意見を尊重した模範的回答にも見えますが・・・・。
それは、結果、悪いことがおこったときに「お前が決めたんだから~」と妻に責任転嫁されてしまったり、
お姑さんチェックがあったときに「あいつが決めたから」のような表現に
なってしまう可能性があるということです。
ここはやはり、「『妻が働く』かどうかは二人で決めた」というカタチになるのがいいのかな。
ふ・・・深いいっ!!
そして最後に、【先生から帰宅後の宿題】が出されました。
この宿題を解くためには、、、、
そう。帰ってからも、継続して夫婦での話し合いが必要ですね。
「ママは、モチベーションがあがらなきゃ、子育てを続けられません。
産後の父親の役割は、家事代行じゃない。
誰にも代行できない妻の理解者であること!」
カンカンカーーン!完全に、ノックアウトされました。
参加されたパパからは、「妻の気持ちを考えることを気づかされてとてもよかった」や、
ママからは「普段なかなか聞けない夫の思いを聞くことができ、またなかなか言えない言いたいことを代弁してもらえたようで、とてもよかった」という声が多数あげられました。
渡辺大地先生、楽しい講座を本当に、本当にありがとうございました。
11月29日は、第二弾、【つみきのそのさんによる「ふたりで積み上げるオトナ積み木」】が予定されています。
https://mamatone.net/CMS/event_wp/papamamaprj_sonosan20151129/
どうぞおたのしみに!
======
渡辺大地さん(アイナロハ代表。自身も2児の父)
「産後サポート “ままのわ”」事業や、
著書『産後が始まった!』ほか、全国でご夫婦への父親学級講師を務めていらっしゃいます。
プロフィール:
http://www.ainaloha.com/daichi.is.html
著書『産後が始まった!』 (←超おススメです!)
http://www.amazon.co.jp/dp/404066356X
==========
講座開催の様子を、静岡新聞の11月10日朝刊で紹介していただきました。