三島市主催「ママが楽しく学ぶ防災講座」の第3回『サバイバルご飯にチャレンジ』に参加してきました。
今回の講師はご自身もママとね世代で、小さいお子さんを子育て中の、沼津市災害ボランティアコーディネーター協会所属 高良(たから) 綾乃さん。
防災食って味は・・・?なイメージがあるけど、
「まずいもの、食べ慣れていないものは子どもは食べません。」と一刀両断。さすが!
というわけで普段の食生活にも活かせる、時短でエコな、お役立ちレシピでした!!!(文末にレシピ有!)
[メニュー]
① 水漬けパスタのボンゴレビアンコ
② 切り干し大根とわかめのサラダ
③ 塩昆布と大根の即席づけ
④ 塩昆布の即席ベジスープ
★★★
まずは、防災食の考え方から。食糧は大きくわけて3つ。
(1) 保存のきかない食材 (生鮮食品など)
(2) いわゆる保存食 (カンヅメ、パスタ、乾物など)
(3) 災害専用食 (乾パン、長期保存のきくレトルトなど)
このうち(2)(3)が備蓄食糧になるもので、(2)は普段生活でのローリングストック(多めに保存し、使ったら買い足すことを繰り返し、いつでも備蓄がある状況にする)、(3)は3月と9月というように長いスパンでのローリングストックを心がけるとよい、とのことですが。
お料理の得意な方ほど、(2)に偏り(3)をおろそかにしやすいとか。
封をあけるだけで食べられる、火も(水も)要らない災害専用食はとくに発災直後のようなパニックに陥りやすいときに非常に役に立つ食糧なので、必ず十分備蓄して下さい、とのことでした。
また、(2)の普段生活でのローリングストックのグループに、
調味料やラップ類も忘れずに。そして、もう一つ大事な備蓄があるのですが、それは講座のなかで明らかに・・・。
★★★
そして、おまちかね。お料理タイム。
今日つかってよいのは、メニュー4品に対しバット1枚にのってるモノだけ。(゜.゜)。 写真撮り忘れ(^_^;)
お水も2Lのペットボトル1つで手洗いから食器洗いして終了までがんばってください♡ とのこと。 うーん、頭を使う。
普段、蛇口をひねればいくらでも出てくるお水。これがない生活を想像するだけでちょっと不安になりますが、いろいろ考えて工夫するのも楽しかったりします。
パスタは先生が実演。時短料理でもよく紹介される、水漬けパスタ。私はテレビではよく見るけど、実際にやるのは初めてでした。
先生のアドバイスによると、水漬け時間は、パスタ1.4mm なら1時間以上、1.7mm なら1.5時間~2時間以上、しかし長くても一晩くらいでそれ以上つけると味が極端に落ちる(>_<)、んだそうです。参考にしてみてくださいね。
そして、デモンストレーション終了後は、自分たちで調理。参加者は、カセットコンロで作りました。東日本大震災のあと、このあたりでも市中のカセットボンベが売り切れたそうですが、カセットボンベ一本で何分くらい持つかご存知ですか?
カセットボンベ1本で約80-90分だそうです。
となると、ゆでる時間もなるべく短く!!! 水漬けパスタですとゆで時間は2,3分。すごい節約ですね。
そして、出来上がった4品はコチラ (サラダと即席漬けは1皿に盛りました)。あっという間でした。それに美味しい!!!!
普段から作りなれ、食べ慣れることが大事。子どもは食べ慣れていないと、災害時に急に出てきたものは食べません!! とのこと。
よーし、うちでもどんどん作るぞ。
そして、この写真。お皿にラップがひいてあるの分かりますか?お皿をよごさないための工夫。フライパンごと食べているチームもありました。
しかーし! このあとのお片付けでまた問題が・・・!!!!
ラップを捨て、お水を使わないようにペーパーでふき取り~、ペーパーでふき取り~・・・・・・。
気が付いたら、すごいペーパーの量。
そうなんです!!!!
お水を使わないようにすると、すごい量の衛生用品(ペーパーやウェットティッシュ等)を使うことになる!!!
普段から衛生用品の備蓄が大事なのと同時に、そこで出るゴミ、汚水。災害時、これらをどうするのか。
庭に埋めるのか、保存場所を確保するのか、、、、。この辺も各家庭で検討が大事であると理解しました。
★★★
備蓄があることは、物質的なゆとりが生まれるだけでなく、心のゆとりにつながる、
という先生の言葉が印象的でした。
そして、今回は調理をしたけれど、
発災直後にはそんな余裕はないし、ママは怪我しているかもしれない、家を離れているかもしれない。
調理せずに食べられる備蓄もとても大事。
考えたくはないが、ママがたとえいなくても、
家族全員が生き延びられる備蓄を準備しましょう、
とのアドバイス。
家族の命を守るため、ママにできることをやりたいと思います。
★★★
そして、レシピはコチラ。
非常に簡単なので、ぜひ作ってみて下さいね。
■印刷用には、こちらのPDFファイルをどうぞ ⇒ レシピ
(講師の高良先生のご厚意によりレシピファイルを公開していただきました)