ママ防災の第9回目。
ママの防災の知識をゼロからイチを目指し、
少しずつ、日常の生活に取り入れられるこのシリーズ。
今回も、ママ防災のスペシャリスト 高良綾乃氏にご協力をいただき、
普段の生活からできる、防災の小ネタをご紹介します。
日本人の食卓に欠かせない「味噌」。
この冬に手作りするという方も多いのではないでしょうか。
おいしくて、長期保存がきいて、どんなお料理にもよくあう!こんな万能食品ほかにないですよね。
日常だけでなく、もちろん災害時にも頼りになるスグレモノです。
味噌の植物性乳酸菌は生きたまま腸まで届き、腸内を弱酸性にしてバランスを整え、善玉菌を増やしてくれます。
また、リンパ球を活性化して免疫機能を高めてくれたり、消化を助ける酵素も豊富に含まれています。
腸内環境を整えて、元気に冬を乗り越えたいですね!
イソフラボンと言えば、女性ホルモンと似た作用があり、骨粗鬆症や、更年期障害の緩和が期待されていますが、
実は、イソフラボンには吸収されやすいタイプと吸収されにくいタイプがあるのを知ってましたか!?
味噌のイソフラボンはもちろん吸収されやすいタイプです!
■江戸時代のことわざ ~医者に金を払うよりもみそ屋に払え~
江戸時代の平均寿命のおよそ2倍となる75歳の長寿を全うした徳川家康は、「五菜三根」のみそ汁を食べたといわれています。
味噌の大豆たんぱく質は発酵することで吸収されやすくなっています。
必須アミノ酸は8種類がすべて含まれておりビタミンも豊富。
「抗酸化作用」や「コレステロールの低下」「老化防止」「脂肪肝防止」「造血作用」など、嬉しいはたらきがたくさんあるんです。
塩分が気になる方は、みそ汁の具にカリウムを多く含む芋類、海藻類などを組み合わせることで、ナトリウムの摂取量を抑えることができますよ。
日常の食生活の中に上手に取り入れて、美味しくて調子いい!が一番ですね。
■味噌の選びかた ~国産大豆と天然塩~
お味噌の原材料である大豆や米、麦などの穀物、塩にこだわってみるのも楽しいと思いますよ。
特に大豆は、輸入品や遺伝子組み換えのものではなく、国産にこだわりたいところ。できれば栽培法までチェックできたらいいですね。
塩も精製されたものではない天然塩の方が体にしっくりなじみます。
味噌は日常だけでなく、災害時でも頼もしい存在です。
「即席お味噌汁」で、心はリラックス&体は免疫UP!
でも、災害時は「だし」をとるのが大変!?いえいえ、大丈夫ですよ!
<材料> 1人前
味噌:大さじ1/2
かつおぶし:大さじ2~3
お湯:お椀1杯(200ml)
あれば具材(乾燥わかめ、麩、干し野菜など)
<作り方>
材料をお椀に入れて、混ぜるだけ。
いろんな具材を試すのも楽しいデスよ。
*和風:切り干し大根&乾燥わかめ&ゆず皮
*こども大好き:コーン&チーズ
*磯の香り:干しエビ&ごま&ごま油
*コクと旨み:天かすと干し野菜
*イタリアン:ドライトマト&チーズ&オリーブオイル
など。ときどき作って家族みんなで「食べ慣れて」おくのが肝心です。
ご家族のお気に入りの具材を見つけてくださいね!
味噌大好きな高良から、もう1つ頼れるレシピをご紹介します。
冬の根菜類でも、葉野菜でも、鶏肉にでも、何にでもあう味噌ダレです。
常備しておけば、ちょっとした小鉢やお弁当にとっても便利!
味噌はお好みのものでOKです。
<材料>4人分
味噌 100g
にんにく 大さじ1/2
しょうが 大さじ1/2
ねぎ 大さじ1/2
お好みで青唐辛子 3本分
☆酒 大さじ1
☆砂糖(あれば粗製等)大さじ1
☆みりん 大さじ3
☆ごま油 大さじ1
<つくり方>
(1)にんにく、しょうが、ねぎ、青唐辛子はすべてみじん切りにする。
(2)フライパンにごま油と(1)のねぎ以外を入れて炒め、香りが出てきたらねぎを加える。
(3)(2)に☆を加えて2分ほど煮詰め、火を止めてから味噌を入れてなじませる。
※豆乳ヨーグルトと1:1で合わせると生野菜のディップにも♪
執筆していても、お腹が空いてくるネタでした。
早く作りたーーい♡
今月も学びありがとうございました
また、来月号もお楽しみに~♡♡
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