ママの防災の知識をゼロからイチを目指し、
少しずつ、日常の生活に取り入れられるこのシリーズ。
今回も、ママ防災のスペシャリスト 高良綾乃氏にご協力をいただき、
普段の生活からできる、防災の小ネタをご紹介します。
わたしたち静岡県でも<いちご>の栽培は盛んですが、東北にも<いちご>栽培が盛んな町があることをご存知ですか?
東北一のいちごの産地。それは、宮城県の亘理町・山元町という海沿いの町です
震災前の亘理町は、隣の山元町とあわせて「東北一のいちごの生産地」として知られ、作付面積が58.3ヘクタールもありました(H22年)。
ところが、2011年の東日本大震災の津波が平野部を襲い、いちご農地の90%が浸水し、
がれきや塩害によってビニルハウスは壊れ、農地は大打撃をおってしまいました。
高良が東北を訪れたのは震災から半年近くたった後でしたが、
海岸付近は工事用トラックがホコリを巻き上げながら引っ切りなしに往来し、
一見してはそこが住宅街だったとはわからないほどのただただ広い土地が広がっているのですが、
雑草の中にかろうじて家屋の基礎部分だけが残されているのが見えて
「ここにも普通の生活があったのだ」と気付かされる・・・そういう光景がずーっと向こうまで続いていました。
亘理町のいちご農家は251戸…。
「もうだめか――」。塩水湖のようになってしまった農地を目の当たりにし、誰もが肩を落としていました。
・・・しかし、ここで、あきらめてしまわないのが「東北一のいちご生産地」。
・・・「苗は流されても、気持ちまでは流されてねえ」いちご農家の皆さんが「底力」を発揮したのです。
いちご生産地の復活を実現させたのは、農家さんの力だけではなく様々な助け合いの形がありました。
国の復興交付金が活用されたり、町が「いちご団地」を建設して被災した農家さんの活躍の場を整えたりというような、公的支援もありました。
しかしながら、農家さんの話では、何より嬉しかったのは、日頃はライバルであるはずの栃木県の生産者さんから、
いちごの苗が無償で提供されたことだったそうです。
そして、一緒に土まみれになって作業してくれたボランティアのみなさん。
合言葉は「おいしさで恩返し――」。
様々な助け合いの形と、農家さんの底力とがしっかりあわさったからこそ実現できた「復活」なのですね。
(参照:宮城県復興応援ブログ「ココロ♡プレス」)
私たちにできること。「前」と「後」
「防災」は字で書くと「災い」を「防ぐ」と書きますが、実際には災害の発生自体を「防ぐ」ことはできません。
私たちにできることは、その被害をなるべく小さくすること、
そして、なるべくスムーズに落ち着いた生活を取り戻す(あるいは、新たな生活を手に入れる)ことです。
「防災」を考える時には、災害が「事前にできること」と、「事後にできること」の両方を考えます。
まず「事前にできること」とは、耐震対策や備蓄や避難訓練です。
では「事後にできること」とは何でしょう。
それは「助け合うこと」だと思います。
当然ながらひとことで言うほど簡単な事ではないでしょう。
多くの人が、大切なものを失ったり諦めたりして、気力も体力も奪われている中で、もう一度立ち上がるというのは、並大抵のことではありません。
それでも、東北一のいちご生産者のみなさんは成し遂げました。
子供たちの命と未来を守るためにも、私たち大人がやるべきことは、
今後、避けられないであろう災害についてしっかり向き合い、備え、
子供たちに助け合いの精神を教え伝え続けることではないでしょうか。
<材料> 1人前
・ホットケーキミックス 100g
・水、牛乳または豆乳 100ml
・いちごジャム 大さじ2~3
<道具>
・ポリ袋Mサイズ(縦35cm×幅25cm程度)
・鍋
<作り方>
①水といちごジャムをよく混ぜ合わせます。
②①にホットケーキミックスをあわせよく混ぜ合わせます。
③②の袋の中の空気をよく抜いて、口を上の方でしっかりと縛ります。
④鍋にお湯を沸騰させて③を入れ、30分茹でます。
⑤④をお湯から出し、蒸れないようにすぐに袋から出し冷まします。
子供はいちごが大好き♡
素敵な話を聞かせていただいて、とても勇気がわきました。
いちごの絆、赤いご縁ですね♡
今月も学びありがとうございました
また、来月号もお楽しみに~♡♡
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