図書館の最高峰、ライブラリー・オブ・ザイヤー2022の大賞に輝いた『ぎふメディアコスモス』
その受賞直後に、あひる図書館でも有志を募って見学に行き
本を通したさまざまな取組み、
そして、対話が生まれ、若い人も多く訪れくつろぐ様子に衝撃を受けたものでした。
図書館の新しいカタチがそこにありました。
その当時の総合メディアプロデューサーである吉成信夫氏が
新刊本『賑わいを創出する図書館 開館9ヶ月半で来館者100万人を達成した「みんなの森 ぎふメディアコスモス」の冒険』を上梓されました。
今回は、吉成氏を三島にお招きし、
直接じっくりと図書館の可能性について伺います。
氏が図書館について語るところによると、
(従来の図書館のような静かにしなければならない雰囲気と異なり)北欧の図書館を見て回った際、本について来館者が自由に語り合い、建物のピロティで舞踏会や演奏会が行われるのを見ていました。
「今の言葉で言えばコモンズ。いわば誰でも入れる農地や入会地、共有地のこと。いろいろな人が自分の好きなことをする空間として図書館をコモンズにしたいと思った。コーヒーを飲みながら好きな本を読み、本や生きる知恵についてみんなで語り合える場所。本を貸し借りするだけでなく、人がやりたいことをやり、時には悩みを相談し合う場所」と話します
(氏が客員教授を務める、中部学院大学の講演記録より:出展https://www.chubu-gu.ac.jp/topics/tr28pv0000002trd.html)
ぎふメディアコスモスでの特筆すべきさまざまな軌跡は
ここ静岡でも参考になるものがたくさんあると思います。
図書館のもつ大きな可能性について、目を開かされる機会になるでしょう。
【当日スケジュール(予定)】
13:30 開演
13:40-15:40 吉成信夫氏 講演会 【賑わいを創出する図書館~開館9ケ月半で来館者100万人を達成した「みんなの森ぎふメディアコスモス」の冒険~】(120分)
15:40-15:50 質疑応答(10分)
15:50-16:00 振り返り・閉会
16:00-16:30 記念撮影、サイン会
著者プロフィール
吉成信夫氏
●吉成 信夫:1956年東京都生まれ。成蹊大学卒。CIコンサルティング会社役員等を経て、96年岩手県に移住。「石と賢治のミュージアム」研究専門員を経て2001年に「森と風のがっこう」開校。03年~10年岩手県立児童館「いわて子どもの森」初代館長、15年~20年岐阜市立図書館長、2020年5月「みんなの森 ぎふメディアコスモス」総合プロデューサーに就任。24年岐阜市を退職、現在明石市本のまちづくり推進アドバイザー、中部学院大学兼短期大学部客員教授。著作に『ハコモノは変えられる! 子どものための公共施設改革』(学文社)など。