印刷技術の革新とともに、たくさんの絵が入った子どもたちのための本が登場した19世紀。その後、スイスでは、たくさんの素晴らしい絵本が生み出されます。
アルプスの植物や虫といった小さな生きものを見つめ、花々を装飾的に擬人化した『花のメルヘン』などで絵本画家の先駆けとなったエルンスト・クライドルフ(1863-1956)。『ブレーメンのおんがくたい』や『こねこのぴっち』など、軽やかで勢いのある線で動物たちを描いて人気を博したハンス・フィッシャー(1909-1958)。日本でも愛されるグリム童話の絵本『おおかみと七ひきのこやぎ』や『スイスの伝説』を、あたたかくユーモアあふれる絵で表現したフェリックス・ホフマン(1911-1975)。
今や「クラッシック」ともいえる彼らの絵本は、見る人を惹きつけてやまない、ちょっとぞくぞくするこわさ、わくわくする楽しさ、うっとりする美しさにあふれています。本展では、長野県にある「小さな絵本美術館」の協力のもと、フィッシャーの原画やクライドルフの初版リトグラフ、ホフマンの手描き絵本など約130点で、スイスを代表する3人の絵本の世界を紹介します。
スイスという国の美しい風土と歴史、そして世界共通の、親がこどもを愛する気持ちから生まれた絵本の魅力、ぜひお楽しみください。
●ギャラリートーク「スイスの自然に育まれた絵本たち」
開催日 : 2023年4月8日(土)13:30~14:30
開催場所 : 別館 企画展示室
「こわくて、たのしいスイスの絵本展」制作にご協力いただいている長野の「小さな絵本美術館」から、館長の武井利喜さんをお招きしてギャラリートークを開催します。本展に出品されている作品は同館が所蔵しているもの。スイスという国の魅力、すばらしい絵本が生まれた背景など、作品を見ながらお話いただきます。
予約は不要です(高校生以上は入館料が必要です)。時間までに展覧会場・別館2階企画展示室にお越しください。
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イベント概要
団体名 | ベルナール・ビュフェ美術館 |
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開催場所 | ベルナール・ビュフェ美術館 長泉町東野クレマチスの丘515-57 |
開催日時 | 2023/04/08(土)-07/02(日)10:00-17:00 |
会費 | 大人1200円 中学生以下無料 |
対象 | どなたでも |
連絡先 | TEL:055-986-1300 |
申込先 |
申し込み不要
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備考 | 主催者公式HP: https://www.clematis-no-oka.co.jp/buffet-museum/exhibitions/2120/ |