ママとねの運営する「あひる図書館」の本棚オーナーのおひとりで
カエルに詳しいカエル探偵、こと、吉田さんが美術展「いきもののかたち ビュフェの“自然誌博物館”」に行ってきました。
生き物に詳しいカエル探偵だからこその視点!
見どころがわかる詳細レポ、お楽しみください!

会期:2023年7月15日(土)~10月1日(日)
主催:ベルナール・ビュフェ美術館 共催:ふじのくに地球環境史ミュージアム
会場:ベルナール・ビュフェ美術館別館2階企画展示室
イベント詳細: https://mamatone.net/eventts/buffetmuseum_20230715
ベルナール・ビュフェが描いた生きものの作品が大集合した企画展「いきもののかたち ビュフェの“自然誌博物館”」が、ベルナール・ビュフェ美術館で開催されています。
この企画展の面白いところは、ビュフェが描いた様々な生きものの「美術作品」と、作品に合わせて選ばれたふじのくに地球環境史ミュージアムの「実物標本」を一緒にみることができるところです。
ふじのくに地球環境史ミュージアムは、「百年後の静岡が豊かであるために」をテーマに掲げる、静岡県立の自然系博物館です(静岡市駿河区大谷)。
美術館と博物館、ミュージアム同士のコラボレーションは、ありそうでなかった珍しい展示ではないでしょうか。標本はもちろん本物で、単体でも見ごたえがあるのに、さらにビュフェの絵と見比べることができます。
例えば、フクロウが翼を広げている絵の前には、フクロウがネズミを捕まえたシーンを再現した標本があったり、チョウを描いた作品のとなりには世界各地の世界各地のチョウの標本が並べてあったりします。。
テントウムシやクワガタ、ハチなどの身近な昆虫の標本や、なかなか見ることがない馬の頭蓋骨などの標本なども絵と共に展示してあります。
絵と実物標本を見比べていると、ビュフェが強調して描いた部分がよくわかります。
「生きもののここが好きなんだな。」とか、「実際にこんな標本を前にして作品を描いていたのかな。」など、ビュフェが絵を描いている場面やそのときの気持ちに触れたような感覚を覚えました。
絵と標本が一緒にあることで、相乗効果を生み出しています。
ビュフェの絵の中には、実際の生きものには存在しない部位を描いたものもあるようですが、そこには補足説明があり、生きものの特徴を知ることもできます。
ビュフェは、少年時代に自分で昆虫標本をつくるほど虫が大好きで、自分が好きな部位を強調したり空想的に加えたりしながら、生きもののかたちを楽しんでいたのですね。
最後に、「アカガエル」という作品を紹介します。
クレマチスの丘にも「ヤマアカガエル」というアカガエルが生息していますが、アカガエルはジャンプ力があり、指先に吸盤がないジャンプ系のカエルです。
私がこの絵で気になったのは、トゲのような細長い指と背中にある山のような二つの出っ張りです。
カエルは丸みを帯びたイメージですが、その中でも細長い部分や尖った部分が強調されているように感じました。
皆さんも、実物標本と生きものの絵をじっくり見比べてビュフェが魅力を感じた生きもののかたちを探してみてください。「生きもの」をきっかけに、お子さんと一緒に鑑賞するのもお勧めです。
ビュフェの“自然誌博物館”をお楽しみください。
取材&文:
かえる探偵 吉田大祐
(2023年7月)
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